10歳のミカンと電子工作に初挑戦しました。
作ったのは、イーケイジャパンのエレキット「AM/FMはこらじ」。部品を差し込むだけで、ラジオが作れます。
対象年齢は8歳~大人までとなっていますが、子供は大人と一緒に組み立ててくださいと注意書きがあります。
所要時間は1時間以内と書かれています。
また、乾電池が含まれていないので、単3乾電池2本が別途必要です。
組み立てに必要な工具は特にありませんが、「あると便利な道具」として「ラジオペンチ」と書かれています。部品の足が曲がってしまったときに使用します。
我が家はラジオペンチは使いませんでした
ラジオのテンプレートをホームページからダウンロードしてラジオの箱に貼る場合は、ハサミが必要です。(カッターもあった方が便利です)
箱の中身は
外装箱を開けてみると、また箱が出てきます。
この白い箱が、ラジオの外装になるようです。
ここに絵を描いたりシールを貼ったりすることで、オリジナルのラジオを作ることが出来ますます。また、テンプレートをエレキットのホームページからダウンロードして、テンプレートを貼ることも出来ます。
ミカンはテンプレートを貼りつけることを選びました。
こちらがホームページからダウンロードしたテンプレート。4枚のカラーです。
「はこらじ」は何種類かバージョンがあるようで、最初私は違うバージョンのテンプレートをダウンロードしてしまいました。ご注意を。
白い箱の中身はこちら。
どうやって組み立てるの?
はこらじは「カンタン電子工作」と謳っているだけあって、組み立てはシンプルです。
まず、
- 抵抗 2個
- セラミックコンデンサ 4個
- 電解コンデンサ 1個
を基盤に差し込みます。
抵抗等を基盤に差し込むのはとても楽しかったようです。
ミカンの組み立てでは、なかなかセラミックコンデンサがソケットに刺さらず足が少し曲がってしまいましたが、少し焦りながらも楽しそうに全部自分で取りつけきりました。
あとは、ビニール線(FM用アンテナ)をターミナルブロックへ差し込んだり、スイッチやボリューム等のツマミを箱に取り付けたりします。
スピーカーやスイッチ等を基盤に配線したりもします。
説明書に図解で組み立て方法が分かりやすく書いてあるので、間違えることはほとんでないはずです。
所要時間は1時間以内となっていますが、実際には1時間はかかりませんでした。
組み立てるだけなら30分もかかりません。(外装箱のデコレーション時間除く)
組立てで難しかった箇所は?
組み立て自体で難しい箇所はありませんでした。
一番大変だったのは、ダウンロードしたテンプレートを箱に貼るところでしょうか。
テンプレートは周りを切り取るだけでなく、カッターでいくつか穴を開けなくてはいけません。その穴あけは大変だったので私が手伝いました。
そのうえ、箱とテンプレートのサイズが微妙に(微妙以上かも)合わない。合わないながらも、部品が取り付けられる程度にずらして貼らなくてはいけません。部品が関係ない側面についても、OKレベルでずらして貼りました。
箱とテンプレートは少しずれていますが、出来上がりはまずまずです。ずれていることについて、ミカンは全く気にしていない様子です。
こちらが完成品。紙で出来ていますが、一見けっこう本格的です。
10歳ミカンの様子
とても楽しかったようで、終始一人で組み立てました。説明書も自分で読みます。
説明書には図解が載っているので、低学年なら少し難しいかもしれませんが、3年生以上であれば余裕で組み立てられると思います。
ナットを締める箇所だけ手伝いました
出来上がったラジオにも満足しているようです。
ラジオを聞くことも楽しいようですし、自分で組み立てたという事実に自信を付けたようです。
箱を開けるとすぐに基盤や配線が見えるのもカッコよく感じるのではないでしょうか。
ラジオとしては機能する?
「どうせ雑音だらけじゃないの??」と疑っていましたが、とてもクリアな音なのでびっくりです。
ラジオとして機能しているので重宝しそうです。
ただし、周波数の表示がないので、どの放送局なのかは分かりません。
また、FMとAMの切り替えスイッチは箱の中にしかないので、切り替えの際は箱を開ける必要があります。(オン/オフのスイッチ、ボリュームと選曲のツマミは箱の外に付いています)
まとめ
エレキットの「はこらじ」は簡単に組み立てられるので、初心者の電子工作に最適です。
簡単なのに、抵抗やコンデンサを使用して組み立てるのでプチ本格的です。
今どきの子は「ラジオって何?」という子供も多いと思います。そんなときに、この「はこらじ」でラジオに触れてみてはどうでしょうか。自分で組み立てられる上に、ラジオとしても実際に使用できるので正に一石二鳥です。
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