人形劇団プークの「もりのへなそうる」を見に行きました。
「もりのへなそうる」のお話はご存じの方も多いと思いますが、幼児向けの童話です。小学校高学年のミカンも昔は大好きだったお話ですが、「今ではもう楽しめないかも・・・」と私としては少し不安もありました。
しかし、全然大丈夫でした!人形劇が終わった最初の言葉は「あ~、楽しかった!」で、とても楽しめたようです。
※プークは劇団創立90周年のようです。プー吉くんとチビがレトロでかわいい。次回作のだるまちゃんと天狗もいて、とても凝ってます。
プログラム構成は?
プークの子供向け作品はいくつも鑑賞したことがありますが、毎回前半と後半に分かれていて、途中で休憩が1回あります。途中休憩があるので、長時間じっと座って見ていることが難しい小さいお子さんでも比較的見続けやすい構成となっています。
今回の作品は、
「ふしぎな箱」が20分、休憩15分、「もりのへなそうる」40分
の構成です。
休憩は15分間あるので、トイレに行くこともできれば、1階にあるカフェで軽くクッキーやドリンクなどを購入して食べることもできます。ミカンは毎回、この休憩の間にカフェでキッズジュース(100円)とクッキー(40円)を買って食べているので今回ももちろん食べました。
しかし、まれにカフェが閉まっていることも・・・。その場合はすぐそばのコンビニでジュースを買って飲んでます。(15分休憩の間の話です)
やっぱり小さい子どもが多い?
お話が「へなそうる」なので、やはり幼稚園児や未就園児くらいのお子さんが多かったです。小学生もチラホラといった感じでした。
前の3列は子供専用の席です。保護者とは離れてこの前の席に座って見る子たちがたくさんいます。ミカンは体が大きいので、前3列の一番端に座りました。
前3列に空きがある場合は子供たちには詰めてもらって、一番端の席に大人と子供が一緒に座ることもあります。(その場合、子供は大人の膝の上)
※昭和レトロな長椅子です
ストーリーは。子供たちの反応は。
「ふしぎな箱」は
最初のお話「ふしぎな箱」は、いろいろな形や色になる箱のお話です。お話というより、箱の変化を楽しむタイプの作品で、人形の劇がメインではないように思います。人形(プー吉くんと犬のチビ)も出てきますが、変化していく箱自体を楽しむ感じです。
いろいろな形に変化していく箱は、最初は単純にも見えたのですが(スミマセン)、途中でまさかの変化があったので大人の私もびっくりしました。
子供たちは箱の変化に釘づけでした。ただ、ストーリー性があまりないので、箱の変化の不思議さに気が付けないくらい小さなお子さんだと若干つまらなく感じる場面もあるかもしれません。
しかし、ミカンは「もりのへなそうる」よりもこちらの「ふしぎな箱」の方が好きだったそうです。(もちろんどちらの作品も楽しかったそうです)
この作品は20分間しかないのですが、
もっと長かったらよかったのに
とも言っています。「次に何が起こるか展開が読めない」ところが楽しかったようです。
「もりのへなそうる」は
「もりのへなそうる」はご存じの通り、好奇心旺盛な幼い兄弟が探検に出かけて「へなそうる」に出会うお話です。子供たちにとって、自分と年の近い兄弟に共感が持てるのか、声を出して笑ったり、「タガモだって~」と思ったことを口にしながら楽しそうに見ている子が多数。(迷惑レベルではないです)
特にへなそうるが出てきてからは、へなそうるが転ぶだけで何度も大爆笑です。子供ならではの笑いのツボを押さえた内容になっていて、子供たちは終始楽しそうにしていました。
しかし、へなそうるの空想のカニが襲い掛かってくる場面では、怖がっている子もいました。「こわい~」と子供席を離れて大人席へ走ってくる子がいたり、少し泣いてる子もいたり。(微笑ましいレベルです)
この怖い場面はすぐに終わるので、特に心配する必要はないと思います。子供たちは40分間の人形劇の中で一喜一憂しながら楽しんでいました。
へなそうるが予想以上に大きくてびっくりしたよ
私はもっと大きいのを想像していたよ~
最後に
プークの子供向け作品はどれも子供の心を掴むのがとても上手な構成になっているのでお勧めです。
今回「もりのへなそうる」を見に行った際にもらえるチラシ(パンフレット?パンフレットの代わり?)の裏面に、「ふしぎな箱」の作り方と型紙が載っていました。自宅に帰ってからも楽しめます。
いつ作る?早く作りたいよ~
とワクワクしています。
また、プークには友の会があるので、プーク作品を気に入った方は友の会に入会する方がお得です。
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